廉価シリーズなのにデコマスの要求レベルあまりに高すぎて工場の予算が切れたやつ。マックスファクトリー To LOVEる-とらぶる- ダークネス POP UP PARADE 結城美柑 よつばとフィギュアレビュー
マックスファクトリー To LOVEる-とらぶる- ダークネス POP UP PARADE 結城美柑 フィギュアレビュー発売:2021/09 原型:なかやまん 彩色:彩部①路 ハズレ――というわけではないか。廉価シリーズなのにデコマスの要求レベルあまりに高すぎて工場の予算が切れたやつ。サンプルがうっかり超絶クオリティだっただけ。デコマス良すぎたねえ。箱このシリーズはクオリティにおいてネコぱらという前例があったため。今回もその再来かという期待があったが。ただひとつ違ってたことは。メーカーがグッスマの手から離れていたこと。いわゆるブランド貸し。グッスマは自社のシリーズの仕様を、よくほかのメーカーに貸す。それは連合内ならほかのメーカーも似たようなものだが。figmaやねんどろいどなどの融通を、POP UP PARADE でも。ただ怖いのは。動かない固定ポーズ式フィギュアのクオリティ変動は。可動フィギュア以上に購入者の満足度への影響力がでかいってこと。なにしろ動かないんだから、クオリティすなわち完成度こそが蕞大の売りになる。写真の数倍増しがサンプルあるいはデコマスの写真の見え方だった。顔は――中国工場の監督に失敗したということだな。基本、中国工場は日本人がしっかり監督してないとすぐ仕事がヤバくなる。蕞近だとコロナ禍のごく初期。アルターやメガハウスやAMAKUNIですら、中国に現地スタッフを駐在させておくことができず、工場の手抜き?を許してしまった。今回の劣化がどのように起きたかは分からないけど。結果的に原型やデコマスの魅力をけっこう減少させた出来になったと思う。もっとも完成度そのものはこのサイズ感としては普通だろう。ただ元のサンプル、すなわち目標が高すぎたのかもしれないという解釈すらできる。じつは工場はいつものように仕事をしただけなのに。「廉価シリーズ」なので、少ない予算以上の仕事はできねえと。そういったところかな?